認知症ケア専門士の概要

認知症ケア学会による試験に「認知症ケア専門士」があります。
認知症治療の専門家を育成するための仕組みであり、ケア、知識、技術、倫理など、総合的なスキルを見極める資格です。
平均寿命が長くなるほど、認知症のリスクが高まると言われています。
これは、高齢になるほど発症率が高まるためです。
認知症が増えている反面、適切なケアを受けられないこともあります。
こうした現状に対処するべく、認知症ケア専門士の資格が誕生したと言えます。
■受験資格
認知症のケアを行う施設において、実務経験を3年以上行っていた人。
試験と面接からなる認定試験は、1次試験と2次試験に分かれています。
資格を取るには、2つの試験にパスする必要があるのです。
1次試験は、「認知症ケアの基礎」「実際編の総論・各論」「認知症ケアの社会資源」となります。
合格猶予はそれぞれの科目に5年間設定されているため、5年の間にこれらの科目を取得すればよいのです。
2次試験では、さらに専門的な認知症の知識が求められます。
論述試験と面接試験があり、生涯学習の制度も取り入れています。
資格の更新は5年ごとであり、学会が行っている講座・シンポジウム・研修などが求められます。
資格を取得する人の職業を見てみると、介護福祉士や介護支援専門員、看護師、准看護師、ホームヘルパー、保険士、社会福祉士、作業療法士などです。
医療に携わることがなくても、認知症の患者の性質を知っておくことは有意義です。