認知症と徘徊
徘徊は認知症のなかでも特に多いとされます。
特別な理由がないのに、外に出たがるようになります。
重度の認知症の場合、外に出られると探すのに非常に困ります。
目的を告げることなく、いきなりいなくなることが多いのです。
ひとたび外出されてしまうと、交通事故に遭ったり、行方が分からなくなる、などの不安が頭をよぎることになります。
認知症の人が外出したがるのは、実はわけがあると言われています。
よく考えてみると、徘徊には一定のパターンがあると言われているので、まずはこれを把握することから始めましょう。
徘徊するパターンで多いのは、迷子になる場所が決まっている、公園、実家、以前の仕事場など、人がいる場所に出たがる、怒らせるといなくなってしまう、留守の間にいなくなる、などが考えられます。
この場合の対処としては、家族と一緒に外を歩く時間を設けたり、ほかに面白いことを見つけて集中してもらったり、などの方法が考えられます。
認知症の人の徘徊は、家族の悩みの種ですが、「外出はだめ」「家にいなさい」などの言葉はかけないようにします。
非常に怒りっぽくなるのが認知症の特徴なので、感情に触れることは避けるべきです。
どうしても外出したがって困るときは、玄関のドアに鍵をかける方法をとります。
認知症の人は、自分で鍵を開けられないことが多いため、外出される事態は防げるでしょう。
あまり得策とは言えませんが、自動車にひかれるリスクなどを考えれば、止むを得ない方法でしょう。